12/3/2016
Text by Yoko Sawai
ウィリアムスバーグのベッドフォード・ アベニューにスプーンビルとシュガータウンという本屋さんがあり ます。私がニューヨークに来た1999年にオープンし、 その近くでカフェを経営していた事もありよく通っていました。 働いている人はミュージシャン、アーティストで、 カフェにもよくお客さんとして来てくれ、 お互い行ったり来たりですぐに顔見知りになりました。 ここは古本、珍しい本、コンテンポラリーの新書、 建築やデザイン系のアート本他、文学、哲学、映画、雑誌、 赤ちゃんのための本、輸入物や手に入りにくい本まで、 何千とあり、毎月、 新しい本が追加されるのでいつ行ってもワクワク楽しい、 宝探し感覚が研ぎ澄まされます。その昔は、 コミュニティボードがドア近くにあり、そこでアパートやバンド・ メンバーや仕事を見つけたりもしました。当時、 アーティスト達が、 ふらふらして暇を潰していたのがここと隣のヴァーブカフェでした 。
最近、本屋さんやレコード屋がどんどん閉店する中で、 彼らは17年目にして、今年の5月に、 ひっそりと2号店をブッシュウィックにオープンしました。
モントローズ駅から歩いて5分ほどにある小さなスペースですが、 品揃えはさすがで、ベッドフォード店と同じように、 不定期でイベントを催したり、 地元のコミュニティに貢献しています。
今回は、 タロットの本のリリースパーティーに行ったのですが、 奥では勿論タロット占いが行われており、お客さんは、 ドリンク片手に談笑したり、本を吟味していました。
宣伝も殆どしていなく口コミのみ、というのが彼ららしいですが、 我が道を行く、 スプーンビルとシュガータウンの本のセレクションを見ていると、 スタッフ達の熱意が伝わって来ます。インテリアもいちいち素敵で す。好きなんですね。 好きな人達が集まれるこんな場所があるのは良いですね。
Spoonbill & Sugartown books
218 Bedford Ave
Brooklyn,NY 11211
99 Montrose Ave
Brooklyn, NY
Mon-Sun 10 am to 10 pm
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