5/6/2017
text by Yoko Sawai
シークレット・プロジェクト・ロボット(SPR) は、 ブルックリンのアートスペースで、1999年に、ウィリアムスバーグのサウス・サイドでマイティ・ ロボットとして始まりました。2000年代初期のNYのポスト・ パンクシーン(ヤーヤーヤーズ、ライアーズ、ラプチャー、 アニマル・コレクティブ、!!!など) を影で支えていたのがSPRで、 彼らはアーティストに優しいコミュニティを築いてきました。 ただ、ウィリアムスバーグの家賃の高騰で、 移転を何度か余儀なくされ、最後のブッシュウィックの場所が、 去年閉店したのです。次は、 遠くのロッカウェイに行くのかクィーンズに行くのかと気を揉んで いましたが、彼らは、自分達の他の施設、バー(ハッピーファン・ ハイダウェイ)とギャラリー・カフェ(フラワーズ・フォー・ オール・オケージョン)のすぐ近くに場所を見つけたのです。
彼らは、厳しいNYで生き残る為に、DIYアート・ スペースを維持する為にどうすれば良いか考えました。 アートがバンバン売れて、それで生計を立てるのがベストですが、 現実は厳しく、アート・オープニングに人が来るのは、 アートを買いに来るのではなく、人に会いに、 ドリンクを楽しみたいからだと気づきました。 人はすぐにアートは買わないけど、ドリンクは買うし、 そこでコネクションも生まれます。そこで、 アーティストが集まるバー、ハッピー・ ファンをオープンしました。アーティストをサポートする為に、 従業員はみんなアーティスト/ミュージシャンで、 彼らに仕事を提供するのも目的です。そして一年後には、 より小規模アーティストをサポートする、 ギャラリー兼カフェのフラワーズもオープン。 この2件があったからこそ、 今回のシークレットの再オープンにこぎ着けられたのです( みんな、よく飲むという事ですね)。
*壁のアートはオーナーのエリック作
Secret Project Robot
https://www.
1186 BROADWAY, BROOKLYN, NY
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