6/28/2017 Text by Yoko Sawai ブッシュウィックっぽい場所と言えば、 ジェファソン駅を降りて徒歩30秒の、 ハウス・オブ・ イエス でしょう。マンハッタンからLトレインの一番後ろの車両に乗り、駅を降りて、右を見ると大きく「YES」 サインがあるので、すぐにわかります。 毎日の様に、シアター、ライブミュージック、DJ、 サーカスなど、 活きの良いイベントを開催している場所なのですが、 今回はリトル・シネマというイベントに参加しました。 定番の人気映画を基盤に、新しいクリエイティブな方法で、 映画を新しくプロデュースする大人気シリーズです。 ロッキー・ ホラー・ピクチャー・ショー と シルク・ド・ソレイユ を足したような、、、と言えばわかりやすいでしょうか。映画、 パフォーマンス、サーカス、ライブバンド、 ブッシュウィック版のエンターテイメントが全て揃っています。 今回で31回目、完璧ソールド・アウトでした。 今回はクエンティン・タランティーノの代表映画「キル・ビル」 をベースにしたパフォーマンスで、場所に入った瞬間から、 スタッフやお客さんが既にコスチューム化して、 仮面男性や女子学生、鼻血を出した人などが沢山いました。 テーマに沿ってか、巻き寿司が売られ、 寿司職人のコスチュームの彼が、勢いよく呼び込みしていました。 映画が流れつつ、シーンにより生音楽になり、 チャンバラ取っ組み合いから、寿司ダンス、 空中ブランコならぬ空中ダンス、蛇と戯れる軟体美女、 死人のスピーチ、女子学生とおじさんのストリップな絡み、 キルビル主人公の剣飲みなど、次から次へと、 目を丸くするパフォーマンスが繰り広げられます。そして、 その度にシャンパンが、雨のように降りかけられるから、 見ている方も覚悟が要ります。今回は映画のテーマで、 キュートな 女子バンド、サラリーマン、寿司職人、演歌歌手など、 日本人キャ ラが多く、文化ミックスが面白かったですが、 2つのシリーズをくっつけ、3時間もの長丁場でした。 総勢30人ほどがステージに登場し、終わった後も隣の小部屋で、 ダンスパーティが続いていました。平日でこれですから、 週末はどうなるのでしょう。ブッシュウィックの底力を見ました。 House of Yes 2 Wyckof
ニューヨーク ブルックリン から音楽、フード、ローカルのバーなどの情報をお届け。毎月第2火曜は、ブッシュウィックのハニーズというミードバーでイベントを行っています。出張たこやきも時々。 ウェブサイトはコチラ: http://4533studio.com