7/27/2017 Text by Yoko Sawai ノルウェイと言えば、 90 年代中期のブラック・メタル・ シーンが有名です。自殺や殺人、教会を燃やし、悪魔の儀式、 誘拐、犠牲などと言われる、 ショッキングな出来事がメディアで騒がれていました。 その背後にある真実をこの映画は追っています。 2009 年に作られた、このドキュメンタリーが、 特別にトライベッカの the roxy cinema で上映されると言うので行ってきました。 https://www.rottentomatoes. com/m/until_the_light_takes_ us/ https://creators.vice.com/en_ us/article/vbmnxy/rare-photos- of-norways-original-black- metal-scene?utm_source= tcptwitterus この映画を撮るために、 Aaron Aites と Audrey Ewell 監督の 2 人は、ノルウェーに引っ越し2年間、 ミュージシャンと一緒に暮らし、良い関係を築き、この暴力的で、 明らかに誤解された動きについて、 詳細なポートレートを創りました。シーンは、殆どが、ブラック・ メタル・シーン (Darkthrone の Gylve ‘ Fenriz ’ Nagell など ) にいる人々のインタビューで構成され、 彼らの生活やメンバー、シーン、 社会についての意見を聞いています。獰猛なライブ映像や、 実際に自殺した映像、部屋に火をつけ、自身を切り付けるアート・ パフォーマンスなど、 目を覆ってしまうシーンもたくさんありましたが、 実際に起こった事なのでショッキングです。 実際監督もノルウェイに住んでみて、「冬は全く日を見ないので、 落ち込むのは普通の事」、と言っていましたが、この映画は、 音楽、殺人の背後にある実際の物語で、音楽に携わる人達が、 彼らが作ったものをコントロール出来ないと気付いた時に、 起こった事を直接的に描いています。北の空を横切る、 殺人や放火で燃え上がる音楽シーンのように、 何が真実にも関わらず、現実は、 たくさんの人が信じる事で構成されている、と言う考えなのです。 やっぱり太陽に
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