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DIY会場の奮闘とキャバレー法廃止

12/27/2017
Yoko Sawai
2017年も残す所数日です。今年はブログで、色んな音楽会場、バンド、バー、レストランなどのイベントを紹介してきましたが、2017年、DIY音楽業界で、気になった事を以下に綴ります。

ウィリアムスバーグの終結から、完全にブッシュウィックとその向こうに移行したDIYシーンですが、2016年トランプ大統領になってすぐ、動きがありました。ブッシュウィックのDIY会場の先駆けであるシェイ・スタジアムに、突然、NY警察の手入れが入り(8年間は何の問題もなかった)、コードに反する、と膨大な罰金を請求されました。彼らは、このまま違法でやって行くのは無理だと考え、合法に運営出来るように、キックスターターで資金を集めました。$50,000目標の所$86,000も集めたのですが、キャンペーンの途中で、大家がリースを更新しない事を知ります。NYの家賃の値上げは厳しく、現在も、新しい場所を探し中です。


シークレット・プロジェクト・ロボット(SPR https://www.secretprojectrobot.org/
は、ウィリアムスバーグから、何度も場所を移動し、この5月にブッシュウィックに合法に再オープンしました。アートギャラリーだけでやって行くには、NYは家賃が高過ぎ、アートショーを開いても、フリーワインやビールを目当てに来る人が殆どです。「アートは口実で、人は飲みながら話す事が出来る場所を求めている。だったらバーを兼ねたアート・ギャラリーはどうか。」今回のSPRのコンセプトはここです。バーを全面に押し出し、隣にアートギャラリー、パフォーマンス・スペースを備えました。毎日違うアーティストがバーを担当し、彼らに選曲を担当させ、DJが入り、アーティストにも、仕事を与える事が出来るのです。彼らは、以前のSPR場所を締める前に、2つのバーを近所にオープンし、新SPRの改装費用を賄いました。集いの場所から、アートや音楽が生まれ、そこから仕事や文化も生まれるのです。
ハウス・オブ・イエス(http://houseofyes.org)は、ジェファーソン駅を出た所にあるナイト・クラブで、ブッシュウィックの奥地にあった小さなDIYスペースから、合法にこの場所に移転してきました。キャバレー、バーレスク、サーカス、パフォーマンス、ライブ音楽などのイベントを毎日のように催し、いつも売り切れが出るほど人気の会場は、現在のNYのナイトライフの中心と言えます。9月のある日、ここで、NYで初めての「夜の市長オフィス」作成ついての会合が行われました。来春にオープン予定のこの部署は、91年続くキャバレー法を廃止する、という明るいニュースから始まりました。バーやレストランは、このライセンスがないと、ダンスしてはいけませんでした。夜の市長の設立については、NYのナイトライフは、経済的効果がある重要な要因との事で、発足する事になりました。DIY会場にとっても、明るい兆しが見え始めた気がしませんか?2018年、NYのナイトライフがどう変化するか、見守って行きましょう。

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