ブルックリンのレコード屋は、 グリーンポイントやブッシュウィックに多いのですが、 この家賃の高い、ウィリアムスバーグにお店を構えるのが、UKの レコード店、兼音楽会場のラフ・トレード。2013年にオープン してから、騒音問題でクローズした事もありましたが、 その後は順調に運営し、最近では中古レコードも置いています。
の音響システムが楽しめる部屋もあります。土曜日の夜9時頃に行 くと、試聴している人もいましたが、私のように、 ショーの合間に暇つぶしが大半な中、中古レコードを10枚くらい 購入している人がいました。圧倒的にレコードが多かったですが、 CDやカセットも揃っています。ショーは、スーパーチャンク、 ジョアン・アズ・ポリスウーマン、クリスティン・ハーシュ、 モービーなどの中堅バンドから、アンバー・マーク、ガス・ ダッパートンなどのニューアーティストまで、 全体的にシュッとしている感じのラインナップが揃っています。 バワリープレゼンツhttps://www. bowerypresents.com
がオーガナイズしているので、どうしても安全パイになります。 因みに、今回見たバンドは、リグレット・ジ・アワー。
まだ20代前半の、アップステート出身の若いバンドですが、 久しぶりに、U2やナショナルなどのバンド・ サウンドを地で行っています。目を瞑って聞くと、2018年の音 とは思えませんが、新世代の冷めた感覚で、 熱いギターをかき鳴らしているのを見ると、応援したくなります。 だってアルバムタイトルが「Better Days」ですよ。20代前半で!オーディエンスは、 彼らの両親や従兄弟、友達でいっぱいで、同窓会みたいでしたが、 こういうライブ・バンドが健在なのを確認したのは、 今夜の収穫でした。ラフトレードで、 隣にいた男の子と話していると、 彼はロンドンから観光で来ていて、する事もないからここに来た、 と言っていました。バンドでなく、ラフトレードが目的でした。 こんな風に$20を、 知らないバンドに難なく払うお客さんがいるし、暇な時間には、 レコードも買ってくれもします。ラフトレのカラクリです。
その後、ブッシュウィックDIYスペースに行って、沢山のDIY バンドを見て、 勝手にブーズを持ち込んで大騒ぎしている人達を見て、 ホッとしました。ここにはフェイクでない、 本物のバンドがいます。ただ、最近のDIYスペースは、 減っているばかりか、すぐに摘発されるので、 オンラインで住所を公開せず、見張りも徹底しているので、 一見が入るのは難しいのです。そこが、 このシーンを閉鎖的にしているのですが、 この辺がもっとオープンになれば、 色んなクラウドが交わるのでしょうか。
NYは、DIYバンド/会場に優しくなるように、2017年末か ら少しずつ動き出しています。Dr.マーティンやハウス・オブ・ ヴァンズのような企業も、DIYバンドを使って、 自分達の商品をプロモートしています。先日のハウス・オブ・ ヴァンズは、スケーターキッズの集まりで、 タダビールとピザまでついてきました。バンドは、ゾラ・ ジーサスとチェアリフトを足したような、ウェイン・ ブラッドという、微妙な組み合わせでしたが、スケーター・ キッズ達は大声援。彼らこそ、DIYスペースにいそうなクラウド でしたが、パーティ出来れば、誰でも良いのですね。
この辺のギャップを埋めるべく、 色んなシーンを見ていく事にします。
Yoko Sawai
2/9/2018
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