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Film worker @metrograph

「時計仕掛けのオレンジ」や「シャイニング」などで有名な、映画監督スタンレー・キューブリックのアシスタントになったレオン・ヴィタリに焦点をあてたドキュメンタリー「フィルムワーカー」が、2日限定でメトログラフで上映されました。

私自身は映画には詳しくないのですが、彼は元々俳優で、キューブリックの、Barry LyndonLord Bullingdon役で出演した後、キューブリックのアシスタントに転向しました。

子役のスカウトをしにアメリカまで行き、彼のコーチをしたり、ロケーションのリサーチをしたり、スタジオの連絡係をしたり、ヴィデオ・リリースの復元を指揮したり、自分も脇役で出演したり、キューブリックに自分のライフ全てを捧げます。なぜ若い俳優が、自分のキャリアを捨てて、過酷なフィルム・ワーカーになったのかを、トニー・ジエラ監督が、遊び心を入れながら、彼の映画、TV出演や情報を元に語っています。

ジエラ監督がレオンに出会ったのは、ジエラ監督がキューブリックのドキュメンタリーを作ろうと、レオンにインタビューしたのがきっかけでした。2人は直ぐに仲良くなり、ジエラ監督はむしろレオンに興味を持ち、彼のドキュメンタリーを作ろうと決心します。彼の功績は、殆どクレジットになっていないし、彼が生きている内にドキュメンタリーにするのが、先だと感じたそうです(キューブリックは既にいないので)

映画監督のアシスタントが、どれだけ大変で過酷なのか、休みもなくいつでもオンで、もはや奴隷のようなのですが、彼は自分は全然凄くないと思っていて、淡々と語る所がリアルでした。

彼へのインタビューと、いろんなキューブリックや映画製作(フル・メタル・ジャケット、シャイニング、アイズ・ワイド・シャットなど)のエピソードが登場し、彼の膨大な数のノートブックやメモ(ぎっしり書き込まれているものが数百ある)、写真などを参照しながら「あーこんな事もあったな、忘れてたよ」、など話が広がっていくのですが、何よりも彼の真摯な姿勢に心打たれます。他の関係者の話も出てきますが「僕だったら絶対出来ないけどね」と、笑い飛ばされていました。

映画上映の後はQ&Aがあり、ジエラ監督とレオン、モデレーターにアレック・ボルドウィン()が登場し、ドキュメンタリーのエピソードをなぞりつつ、オーディエンスからの質問に答えていました。終わった後も、監督とレオンは、バーエリアにひょっこり出てきて、オーディエンス達と気さくに立ち話をしていました。こんなにたくさんの人と話しているのに、レオンは嫌な顔一つせず、一人一人に真摯に答えていました。やっぱり全ては、彼のパーソナリティなのですね。

Q&A
左からジエラ監督、レオン・ヴィタリ、アレック・ボルドウィン



Metrograph 
212-461-1316
11am to late

Yoko Sawai

5/11/2018

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