Acid Mother Temple/ Yamantaka//Sonic Titan @ Market Hotel—ブッシュウィック
一年に一回、4月にNYに帰ってくるアシッド・マザーズ・テンプル。http://acidmothers.com/
もう春の恒例行事となりつつありますが、今年も帰って来ました。今回は、DIYスペースの元祖、マーケットホテルで。
マーケットホテルは、2008年にブッシュウィックにオープンしたDIYスペースで、ウィリアムスバーグからブッシュウィックにアートシーンが移動する最中に生まれました。数々のDIYバンドがそこでプレイし、何もなくても「取り敢えずマーケットホテル行ってみるか」、と言う感じで、ミュージシャン、アーティスト達の交流の場でした。2010年にNYPD(ニューヨーク警察)にクローズされてから、合法に経営出来るように、ビルディングを改装し、オーディエンスからの熱い支援により、2013年に再オープンした、DIYスペースの根性を見せた場所です。この場所を経営しているのは、DIYマスターのトッドP。
http://www.ele-king.net/columns/regulars/randomaccessny/002015/
マーケットホテルの再オープンのこけら落としは、スリーターキニーでした。
その伝説の場所でアシッドマザーが観れるのは、行くしかありません。2Fに上がると、懐かしい場所が広がっていました。数々の物販を横目に(最近の物販の種類の多さには目を見張ります)、フロアは、キチンとしたバーがあり(昔はなかった)、ステージからは、相変わらずJMZの電車が見えました。
オープニングはカナダのヤマンタカ//ソニックタイタン。https://www.yamantakasonictitan.com/
柔道着を着、歌舞伎メイクをした、アジアンルーツを引き継いだグループです。太鼓やティンシャ鈴、などの打楽器を織り交ぜ、フライングVのギター、犬の遠吠えのようなボーカルなど、ドラゴンボールのメンバーが、バンドを組んだら、こうなるのかもしれません。
そしてアシッドマザーテンプルは、”thank you for waiting. Good evening”とKawabataさんが発した後は、SCRAAAEEEOWSCRRRRRWEAAAHEEEEEEEEと音の洪水。バカテクギターを中心に、ドラム、ベース、シンセがノンストップのスリリングなノイズトリーミング。たまに入るJyonson tsuのチャンティングなヴォーカルが泉の様な役割をし、とにかく我を忘れて音の嵐に身を任せるのみです。
とは言っても、一辺倒ではなく、機械の様なドラムソロからグルーヴ感あるベースソロ、そしてギター、シンセと、どんどん音を重ね、それぞれのメンバーの凄腕さも見せつけてくれる、エンターテイメントなショーでした。アシッド・マザーはもう何回も見ていますが、今まで見た中でも、一番物語があり、場所の雰囲気が後押しし、最初から最後まで目が離せませんでした。
月曜日はマーキュリーラウンジでショーがあるので、見逃した方は、何が何でも行くべきです。耳栓は忘れずに。
Market Hotel
1140 Myrtle ave
Brooklyn 11237
Yoko Sawai
4/21/2019
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What’s honeys tuesday:
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