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番外編 NOS primavera sound & Porto ポルトガル

番外編 NOS primavera sound & Porto ポルトガル


6/6-8に、ポルトガルのポルトで行われた、プリマベーラ・サウンドに行ってきた。

バルセロナから始まったこのフェスは、
アップカミングのインディロックから、経歴あるアーティスト、レゲエ、ヒップホップ、ソウル、R&B、フラメンコ、パンクなど、ラインナップの多様性と環境の良さで知られる。2020年にはフェスが始まって10年目にして、LAで開催されることが発表された。これから更に開催都市も増える模様。
今までプレイしたのは、ピクシーズ、アルケード・ファイア、ナショナル、ナインインチネイルズ、ケンドリックラマー、ニールヤング、テレビジョン、ディーボ、スワンズ、キャットパワー、ペイブメント、クイーンオブストーンエイジ、ペットショップボーイズ、ソニックユース、キュア、スピリチャライズド、レディオヘッド、ブラー、ウータンクラン、ジーザスアンドメアリーチェイン、シガー・ロス、アニマルコレクティブ、テームインパラ、サイキックTV、デラソウル、ラブエナヴィダ、ホワイトストライプス、マジースター、ティンダースティックス、パルプ、パティスミス、PJハーヴェイ、パブリックエナミー、ルーリード、マリアンヌフェイスフル、イギーポップ&ストゥージーズなどなので、ラインナップの良さがわかるだろう。



























バルセロナには今までに2回行ったが

ポルトは今回が初めて。ポルトでは、Parque da Cidadeという起伏と芝生のある広い公園で行われ、ステージは、Nos stage, Stage seat, Super bock stage, Palco pull & bear, Primavera bits stage5つがある。そこをプログラムを見ながら、行ったり来たりする。遠くからも音がクリアに聞こえるので、シートをひいてピクニックしている人も多数。appがあるのでそこに自分のお気に入りを登録しておくと、ノーティフィケーションが入り、次はどこで誰々と教えてくれるが、アイスランド・エアウエイヴスのように、紙がないのが残念。昔ながら、印を付けながら、ステージを行ったり来たりするのが好きだったのだけど。。。これからはますますペーパーレスになるのだろうが。今年のメインは、エリカバドウ、ロザリア、ニナクラヴィッツ、ソランジェ、ジャーヴィスクッカー、ステレオラブ、ヤエジ、オルドス・ハーディング、コートニーバーネット、シェラック、Jバルヴィン、インターポール、ジェイムスブレイク、ガイデッドバイボイシーズ、ネナチェリー、ミッキブランコなど。

様々なフードベンダー(バーガー、ピザ、ホットドッグ、パッタイ、手巻き寿司、タコス、ジェラードなど40店舗)、お店(プリマベーラグッズ、洋服、レコード、化粧品など)、更に花の冠を作ってくれたり、Tシャツにスプレープリントをしてくれたり、Uber eatからは5ユーロのディスカウントが貰えたり、マッタリ出来るソファーやブランコなどがあちこちにあり、どこに行っても見るものがある。トイレも数多く設置され、いつも綺麗に保たれている。














ドリンクは、まずプラスティックのカップを一ユーロで買い、次のベンダーにそれを持って行ったら、新しい物に入れてくれる。カップを使いまわすので(捨てたら新しいドリンクを買う時にまた一ユーロかかる)、ゴミが出ないようになっている。私は記念に持って帰ってきたが、普通の場所ではカップを持って行くと、一ユーロ返ってきた。













私が見たのは以下。

6/6
Stereo lab
Solange

6/7
Aldous Harding
Shellac
Fucked up
Interpol

6/8
Big thief
Rosalia
Yves tumor full band

他にも色々見たかったが、今回はあまり欲張らず一つのバンドをじっくり見た。フェスだが、一バンド一時間枠があるのが嬉しい。特に印象に残ったのはステレオラブ、コートニー・バーネット、シェラック、ロザリア、Jバルヴィン、イヴ・チューモア・フルバンド。


ステレオラブ

コートニー・バーネット

シェラック

ロザリア

Jバルヴィン

オルドス・ハーディング

ソランジェ

エリカ・バドウ

イヴ・チューモア・フルバンド




ステレオラブは懐かしの曲がたくさん聴け、観客もシンガロングで、安心安定の人気。リスボンから来る時に、ステレオラブのトートバッグを持っていた子がいたので、思わず話しかけてしまった。コートニー・バーネットは、ツアーをしまくっているにもかかわらず、いつ見ても新鮮で、楽しそうで、こちらまでハッピーになる。たった3人のシンプルなセットでここまで観客をひきつけるのはさすが。この後すぐにアメリカに行くと言っていたが、数日後にNYでナショナルと共演していた。http://www.brooklynvegan.com/the-national-courtney-barnett-played-first-of-2-prospect-park-shows-pics-setlist/
シェラックは、初めて見たが、プリマベーラのハウスバンドで、毎年プレイしているらしい。カッコ良いのだが3人のキャラが濃すぎて、ニヤける場面多数。特にドラマーはずっと脇が閉まってて、目が離せなかったし、最後にはスネアを持って前に出てきた(笑)。ロザリアは、スペインの女の子で、フラメンコとポップミュージックを組み合わせ、さらに激しいダンスやシアトリカルな場面もあり壮観だった。レゲトンのJバルヴィンもこの数の観客が一つになって、大ダンスパーティで、スクリーンに写る映像も楽しい。ダンサーが少しダサめなのがかえって良かった。そしてイヴ・チューモアが今回の新しい発見。かなり奇抜なキャラで、フルバンドはみんな黒ずくめで、キリッとしたサウンド。ポストチルウエイブ、ヒプトニックなトランス・バイブでなステージだった。モッズな香りもするグルーヴィ系。エリカバドウと被っていたのに、たくさんの人がこちらを見に来ていたのにも納得。歩きながら、音のする方に行くとバンドがプレイしているので、実際誰を見ているのかわからない時もあったが、周りの人に聞いたり、後でアプで確認したり、フェスは、新しいバンドをたくさん知ることができる。普通なら、ロザリアやJバルヴィンは見に行かないだろうし、ありがたい発見だった。
バンドを見る以外にも、多種多様なフードとドリンク(ビール、ワイン、ウィスキー、カイピリーニャなど)、ソファーや芝生でまったりしたり、一緒に踊っていると友達がすぐにできるし、トイレもたくさんあり、あまり待つこともなく、ボランティアがたくさんいるのでゴミも落ちていない。1日目は雨だったのだが、みんなレインコートを被って、全く動じないのはノルウェイのPstereoにも通じる。


フェスは天候が微妙なので、ウィンドブレーカーやレインコートを持っていくのをお勧めする。今回リスボンはとても暑いと聞いていたので(リスボンから入国し、バスでポルトに入った)、ポルトも暑いだろうとタカをくくっていたら、とても寒かった。ダウンジャケットを着ている人もいるくらい。

その後ポルトに少し滞在し、街を散策したが、綺麗で川が近く、景色が美しい、人は優しい、値段は安い、クレイジーな人はあまりいないし(NYと比べ)、とても気に入ってしまった。ちょうどこの週がフットボールの世界大会、ポルトガル対オランダで、なんとポルトガルが優勝したので、街は大騒ぎになったのだ。アメリカほどクレイジーでなく、けが人も出なかったよう。英語も大体の人が話せるので安心で、カフェで隣に座った男の子が、初めてなら、僕のお気に入りの場所を案内してあげるよ、と地元の人しか知らないスポットを案内してくれたりもした。人々の生活に余裕があるのか、あまり時間に縛られないのが、ポルト流なのだろう。プリマベーラは、来年はLAでも開催されるが、この雰囲気がアメリカで出せるのかが期待どころだ。

































ポルトは、このフェスティバルが無かったら素通りだったが、ここ10年続いているプリマヴェーラが、この土地で開催する意味を考えてみた。まずポルトは、ポルトガルで一番若者の多い場所らしい。人々もチルで、スロー生活を楽しんでいるように見えるし、ミュージシャン、アーティスト、デザイナーなどのクリエイターが多い。アクセス的に、フランス、スペイン、ポルトガルと来て、北からポルトガルに入りやすい(リスボンは南になる)ポルトの人に聞くと、フェスティバルはまだまだあり、プリマヴェーラの一週間前には、48時間ノンストップで続くフェスティバルがすべてフリーで行われていたらしいし(Serralves Em Festa)、ディアハンターやMitsukiも出演するParedes De coura8/14-17に行われる。https://www.paredesdecoura.com/ ポルトで、仲良くなったミュージシャンの人達は、ポルトガルの違う都市ナザレからポルトに来ていてすでに20年近くポルトにいるらしい。初めて会ったのに10年くらい知っているような親近感で、いろんな場所を案内してくれた。同じくらいの年を違う都市で過ごしても、合う人とは合うのだな、と。ポルトガルの人は全くハッスルせず、マイペースで、それが音楽にも表れていて、面白いことをやっているのに、なかなかメディアには出ないのだとか。ちなみに、私は全然知らなかったが、日本人プロサーファーの男の子、五十嵐かのあが、プリマヴェーラに来ていて、大騒ぎになっていた。そのナザレの大会に来ていたとか。

昔ウィリアムスバーグからベルリンに引っ越した人達は、殆どNYに戻ってきたけれど、ロンドン、ベルリンと言われていたヨーロッパ音楽の中心が、今やポルトやバルセロナに移ってきた感もする。何せこのプリマヴェーラ・サウンドが行われる土地なのだ。シェラックがハウスバンドになる気持ちもわかる。
リスボンは、最後の夜に行ったが、より明るい街という感じで観光客が多かったし、物価もポルトに比べて少し高かった。マドンナも住んでいるリスボンは、都会なのだが、ワンブロックか2ブロック行くととても静かになり、プライヴェートも確保でき、アクセスも良し、NYよりも物価が安い。リスボンでヘアサロンを訪れたら、そこの方がとても日本びいきで、ヘアカットが終わった後にお寿司屋さんに連れて行ってくれ、リスボンとポルトの違いを教えてくれた。リスボンはもっとインターナショナルで(ビジネスするには良いらしい)、ポルトは地元が多いとか。ポルトでは見なかったジャケット姿の人も沢山いて、NYのミッドタウンのようだった。リスボンがNYなら、ポルトはLAな感じなのだろうか。プリマヴェーラが次の開催地にLAを選んだのも納得である。











Yoko Sawai
6/14/2019

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