2020年NYインディバンド事情
21年目のニューヨーク生活に突入したのですが、いまだにやる事はあまり変わっていません。バンドを見に行き、音楽に関する記事を書き、人と人を繋げて行く。
毎日のように出かけていると色んな人に会い、改めて、面白い事をやっている人がたくさんいる、と思いますが、とんがった感じが全くなく、みんな自然に、自分のライフワークの様に好きな事をやっています。ガツガツしてないのが、最近の傾向です。
私は、ブルックリンのミードバーで、たこ焼きイベントを毎月オーガナイズしていますが、
http://www.ele-king.net/columns/regulars/randomaccessny/006685/
今回は、フラワーズ・フォー・オール・オケージョンズというカフェ/バーで出張たこ焼きナイトを開催しました。
http://www.flowersforalloccasions.org
https://www.instagram.com/p/B7ttKjfFUew/?igshid=hl9rwnmufxzv
双子のライトニングボルトと言われるvenus twin(ヴィーナス・ツイン)が出演。
https://venustwins.bandcamp.com
ジェイクとマットの双子で、いつもジェイクにマット、と言ってしまうぐらいにそっくりなのです。いつも一生懸命で、フットワークが軽く、どこにでもドラムセットを持ち込んでくれる、オーガナイザーからすると、ありがたい存在。友達も多く、殆どが20代前半の男の子。ツアーにもよく出てるし、日本に行ったら受けるだろうな、と思うこの頃です。
Venus twin
Venus twin
Venus twin + friends
この日は、Peseudo Animal (ペセウド・アニマル)とEl Venado Azorao (エル・ヴェナド・アゾラオ)、JuiceとAdam Autryとのノイズデュオも登場。ペセウド・アニマルは、ギター、ベース、キーボード、ドラムのノイズ・フルバンド(最近では珍しい)で、エル・ヴェナド・アゾラオは、トロピカル・フレーバード・ノイズ。olneyville sound system(オルネイヴィル・サウンド・システム https://www.loadrecords.com/bands/olneyville-sound-system/)のドラマーでもあるAdam Autryが最後の一曲、ドラムで参加していました。
JuiceとAdamのデュオは、シンセを操り、2人の創造力が一つになり、耳にずっとこだまする音が綴られていました。どうやって演奏しているのか、ノイズミュージックには、まだまだ果てしないクエスチョンがあります。
Peseudo animal
Peseudo animal
Juice + Adam Autry
狭いフラワーズは、溢れるばかりの人で、たこ焼きもよく出したが、バーに人が群がり、大変な事になっていました。バーテンダーが不機嫌になっていました(笑)。
Tim (Les savy fav)+ debbie (glitterlimes)
Gustaf
https://m.soundcloud.com/gustafnyc
は、ジェニファーバニラ(Ava lunaのBecca のプロジェクト)を観に行った時に、アルファヴィルで見ました。奇妙なパフォーマンスなフロントの女の子とギタリストの男の子が歌う女子男子混合の5人組で、ブッシュ・テトラス見たいな、パンク姿勢のあるバンドです。まだリリースは何も無いですが、bodegaとツアーもしているし、一本ネジが外れたみたいなブルックリンっぽい音楽です。
Gustaf
Gustaf
そしてAaron Waldman
彼はニッティングファクトリーで偶然に見ましたが、懐かしいライブパフォーマンスに釘付けになりました。昔のボブディランを思い起こさせる、パンクでファンキーなストレートなシンガーソングライタータイプ。革ジャンで、ギターをかき鳴らし、時には客を煽り、時には目隠しして、ステージの端を練り歩く(そして最後にはフロアに落ちる!)。今時こんなストレートなバンドがいるのかと思う、久しぶりのヒットです。この日はAaron とJames beerの2バンドを見ましたが、メンバーが殆ど被っていて、昔のエレファント6のコミュニティのようでした。練習風景が目に浮かぶようです。
Aaron Waldman
Aaron Waldman
Aaron Waldman
Aaron Waldman
Aaron Waldman t shirts
Aaron Waldman Merch
James beer
月曜日の夜でしたが満員で、ブルックリンの音楽シーンは、まだまだ活発です。DIYスペースも減ってるとは言え、最近はレストランやバーで、ショーをブックし、ハウスパーティも増えてきました。結局信じるのは口コミで、自分が見たいと思えば、機会は沢山あります。良いバンドが沢山見れそうな予感のする2020年です。
Yoko Sawai
2/5/2020
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What’s honeys tuesday:
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