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プロビデンスのホットタブ・パーティ

プロビデンスのホットタブ・パーティ



私は、ショーを見るために頻繁に海外やNY以外の場所に出かけているのだが、最近はたこ焼きで呼ばれることが多くなった。今回はアメリカの一番小さい州のロードアイランドのプロビデンスにやって来た。バンドでも個人的でもお世話になっている、有名なロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)がある街である。有名な所ではディヴィッド・バーン、ガス・ヴァン・サント、ライトニングボルト、ブラックダイス、レ・サヴィ・ファブ、フォース・フィールド、ラファエル(ハニーズのオーナー)、グリムエール、クリスティ(アダルト・スイム)など、自分の周りには、沢山のRISDの卒業生がいる。最初にプロビデンスを訪れたのが、1997年辺り。そこでライトニングボルトに出会って、人生が180度変わった。アメリカに引っ越し、その後ライブ三昧。ライトニングボルトのフォートサンダー(彼らの家?)を訪れた時も、驚き過ぎて、???だらけだったが、今回のホットタブパーティを見ても、このプロビデンスのアーティなコミュニティの底力を見た気がした。

















まず、ホットタブパーティとは。11年間続く一年に一回のイベントで、プロビデンスの空き地で行われる。噛み砕くと、ダンプスター(大きな廃棄物を入れるコンテーナー)を借りて、そこに全面中敷を入れ、お湯を入れる。温泉パーティとでも言えばいいのか、みんなホットタブに入り、サウナに入り、暖炉の前でハングアウトする、プロビデンスのアーティな特徴が出たパーティである。暖炉のパイプをお湯に通して、お湯を温めている。サウナは手作り。そしてたこ焼きハウスも手作り。2月なので外は寒いが、ホットタブの中は最高に暖かくて気持ち良く、その後のサウナと言ったらもう天国である。





11年間続くパーティで、今までフードはなかったのだが、たこ焼き出来るならやって、と言う事で、わざわざこの一日の為に、たこ焼きハウスまで作ると言う徹底ぶりである。プロビデンスのアーティスト達10人弱でやっているのだが、彼らは本当に何でも作ってしまう。電源を何処からか取ってきて、たこ焼きハウスに繋げ、サウナを一から手作りし、バーを作り、人形の頭でデコレーションを作り(これが彼らのチームサインなのだろう)、そしてお金は一銭もチャージしない。全て彼らの実費である(どうして)


















フォートサンダー(ライトニングボルトの家)も全て手作り。中には部屋が10くらいあり、レスリング広場があり、図書館(本がある一角を言う)があり、自転車屋があり、スクリーンプリントショップがあり、家の中にブランコがある。全て自分達で作ってしまうDIY精神は、このホットタブパーティにも引き継がれ、プロビデンスだから出来る事なのだろう(NYでは高過ぎて無理)。そしてこんなガッツがあるのがプロビデンス=面白い事をやっている人が多い。


結果から行くと、プロビデンスでは、たこ焼きは見事に誰も知らなくて、「今日は楽しみにしてた」と大人気だったのだが、ブレーカーが落ち強制終了になった。その後はホットタブで、全身伸び伸び。日頃ホットタブに入れないので、サウナも有り難かった。バーでは次々飲み物が持ち込まれ、お店みたいになっていた。ハードコアなプロビデンスのパーティは毎年二月初め、一番寒い時期に行われる。2年前(2018)のホットタブパーティの映像を作ったと言う人がいたので、見せて貰った。


https://vimeo.com/308496787/e827410d57


ホットタブチームの皆様、ありがとうございました。









Yoko Sawai 

2/18/2020

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