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NY shutdown #5

NY shutdown #5









4月の中旬、コロナヴァイラスがパンデミックになり、会場やお店が閉まり、仕事がなくなり、家に閉じこもる生活になって一ヶ月。人間慣れとは恐ろしいもので、最初は不安で、お先真っ暗だったが、この生活にも慣れ、これからの事を考えられる様になった。とは言っても、アメリカは、世界ダントツで感染者が多くなった。4/13現在で、NY州は188,694人、NY市は106,863人、アメリカが581,974人、世界では1,911,407人。因みに日本は7,370人、中国は82,160人。NYは、この週末が死者のピークで(平均1日800人弱)、ここから下降してくれることを願う。




周りのミュージシャン達は、既にライブストリーミングやインスタライブなどに移行し、ショーリスティングもヴァーチャルになっている。マーチャンダイスや曲を買ってもらえるように呼びかけ、アーティストは、ライブドローイングをしたりだが、この状況なので、みんなお金はあまり使えない。噂によると、来年の秋までショーはお預けらしいので、それまでミュージシャンたちがどのように生き残るのかは、気になるところ。





私が月1で、たこ焼きパーティーをやっているハニーズは、ミードやフード、カクテルのデリバリーの他、トイレットペーパーやグローブまでオーダー出来る。そしてオーダーしてくれた人には、ハニーズ友達DJが作ったハッピーアワーミックステープのプレイリストがMP3で付いてくる。我々4533studioも勿論参加し、第二火曜日は引き続き、ヴァーチャルたこ焼きパーティをする事になった。これでみんな、デリバリーをオーダーしてくれると良いのだが。







レストランは、テイクアウト、デリバリーで奮闘しているが、家賃ほどは賄えない。今の所、家賃は90日は待ってもらえるらしいので、6月あたりにクローズする所がたくさん増えそうだ。私の家の近所の美味しいコーヒー屋、13年続いたギミーコーヒーも閉まってしまった。




イースターの日曜日、天気が良かったので、近所を散歩していたら、バーに列が出来ていて、何事かと思ったら、カクテルのテイクアウトだった。中で飲めないので、普通に歩きながら、コーヒーのように飲んでいた。この生活をしていると、そろそろカクテルを飲みたくもなるし、レストランの食事も恋しい。バーに行けなくなって一か月、お気に入りのバーテンダーに愛を、と言う事で、ヴァーチャル・チッピングのシステムも出来た。





ヒスパニック、アフリカ系の感染者が増えていることも話題になっている。州によれば、死亡者の86%には、高血圧、糖尿病、肥満などの少なくとも1つの併存症があり、それらはヒスパニック、アフリカ系を苦しめる同じ条件であり、特に低所得コミュニティの条件だったらしい。私も地下鉄に乗って気がつくのが、アフリカ系の人が咳をしているということが多い。



人に会えなくて、孤立して、落ち込んでいる人もたくさんいるが、新世代は、ZoomやHouse partなどのヴィデオチャットでいつも繋がっているので、あまり今までと変わらない、という。時間がある時に参加し、好きな時に退出したり、自由であるし、オンライン飲み会もよくやっている。ゲームをやっている人も多い。


最初は、フリークアウトしていた人も、ようやく慣れてきて、普通ではない普通の生活に戻りつつある。収入はないので、レントストライキをしたり、食料が買えなかったら、学校が給食を提供してくれたり、フードスタンプを貰えたり、私も保険はないがメディケイドに入れているし、もうすぐ1200ドルのチェックも届く。ホームレス6000人を、ホテルに移動させたり。ニューヨークは何かと面倒を見てくれている。



面白いのがニューヨークのクオモ州知事とデブラシオ市長のメディアの反響。知事はヒーローと言われ、市長は叩かれまくってる。

このパンデミックにおいて、毎日プレスコンファレンスに顔を出し、今はこんな状況で、これから何が必要だ、など論理的で理解できるスピーチをし、冷静にレストランやバー、学校を、いち早く締めたクオモ州知事に比べ、デブラシオ市長は、コロナウィルスの危険を否定し、過剰反応を示したからだ。セントパトリックディのパレード、ブロードウェイ・シアターのキャンセル、レストランやバーのクローズを躊躇し、学校は、貧乏な生徒達にフードや基本サービスを行う為に開けておくべきだと主張した。それが、沢山のワーカー達を危険に晒していたのだが。結局、都市健康役員に指摘され、知事によって、学校はクローズされたが、その時から、彼は大流行病を軽く見る事は辞めて、隔離生活が必要だとか、宗教サービスを行う礼拝所を閉じるとか、連邦政府を非難したりと、極端な行動に陥った。市長の理想と熱望は素晴らしいのだが。学校は今年度いっぱい(6月末)まで、クローズするとも言っているし。

どちらにしても、ニューヨーク州知事、市長とも、ニューヨークに対する愛が感じられ、頼もしいと思う。この状況を冷静に判断するのは大変だ。何しろ毎日状況が変わるし、誰にとっても、初めての事なのだから。特にニューヨークは人種のるつぼということを忘れないでほしい。ニューヨーカーよ、お手柔らかに。



Yoko Sawai
4/13/2020

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